2011年06月23日

イワトビ“ぺんしる”の使い方 

北海道の某釣り場の回し者ですので、その某釣り場でしか手に入らないオリジナルルアーの宣伝をひとつ。

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浮き?
ペレットルア〜?
フライのマーカー?

と、いろいろなことを言われるイワトビ“ぺんしる”であるが、れっきとしたトッププラグなのである。ワンフック、大きさも2cm強と、ほとんどの管理釣り場のルールで問題なく使うことができる。特徴は、縦浮きのペンシルベイトであり、浮力を極力殺していること。また、単純な形であるがゆえに、この大きさと重さからは考えられないくらいに遠投がきき、そしてロッドアクションでいろいろな動きを出させることができる。

 
 
 
この手の小さなトッププラグは、基本的には昆虫を模している。
つまり、

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だから、蝉や甲虫が水面に落ちたところを演出するのが基本。

テンプラぎみに投げて、音と波紋を出すように水面に落とし、しばらく待つ。つまりほっとけメソッド。狙うのは、木の枝が上に被さっているような所、水面に影が落ちている所、それからあまり他の釣り人がルアーを投げていない、休んでいる水面。

水面に落ちて、2〜3秒待って水面の波紋が収まったら、ラインスラッグを取って、竿先をふるふるさせ、ルアーを水面でもぞもぞさせる。つまり、水面に落ちた虫がもがいているところを演出。

池の底から大きな魚がもわ〜と上がってきて、ゆっくり口を開けて、ばくっとルアーを咥えるのを見るのは圧巻。

ときには、

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こ〜んな大きな魚が池の深いところから上がってくる。

さてさて、この手の小さなルアーでの心配事の一つは、ルアーが魚に飲まれてしまい、魚を傷つけてしまうこと。

ではなぜ小さなルアーは魚に飲まれるのか?

まず一つは水の底に沈んだルアーをエサだと思って魚が食べようとすると、どうしても魚は勢いよくルアーを吸い込もうとし、結果的に喉の奥までルアーを入れてしまう。その点トッププラグは水面に浮いているので、魚は水底にあるエサを吸い込むような食い方はしない。水面は魚にとって危険な場所なので、魚はルアーを咥えると急いで反転し、水の中に潜っていく。ルアーを吸い込むというよりは、かっさらっていくような食い方をする。

ついで魚がルアーを飲む可能性は、ラインが張ってないルアーを魚が口にしても、魚がルアーを食ったことによるアタリが釣り人にまで伝わってこないので、釣り人は即アワセをすることができない。一方魚もまた糸が張っていないので違和感が少なく、異物であるルアーを吐き出そうとせずに、どんどん喉の奥まで飲み込んでしまう。その点トップは、魚がルアーを食うのが目で見えるので、そんな心配はない。

最後の可能性は、魚が食ったルアーを吐き出そうとしたときに、ルアーが引っかかって口から出ていかないこと。たとえば、フライフィッシングを見たことがある方なら分かると思うが、あんな小さなフライなのだから魚の口の中に入らないはずがない。それが魚の口先にかかるのは、アワセによってフライ(又はルアー)が魚の口の中から飛び出し、その際にフックが魚の口先にかかるからだ。イワトビは単純なタル型をしているので魚の口からの飛び出しが非常に良く、魚が飲み込んでしまうリスクよりは、飛び出しが良すぎてフッキングが悪いというリスクの方が高い。まあ、フッキングが悪いのは、トッププラグの宿命ではあるのだけれど。

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だから、イワトビを使った場合、こんな風に皮一枚でフッキングなんてことがよくある。かかったからといって慌てずに、慎重にファイトすることが必要。

以上が基本的なイワトビ“ぺんしる”の使い方なのだが、このルアーはもっとアクティブにも使うことができる。

たとえば、朝マヅメ、夕マヅメの魚の捕食タイム。



このように魚がわさわさしている時は大チャンス。こういった時に何かのきっかけで魚がナブラを作るのを見た方も多いと思われる。

誰かがお食事をしている! だから自分も乗り遅れずの食わないと、お食事をしそこねてしまう。アセアセ!! というわけだ。

だから、魚の捕食音をたててやり、仲間が捕食しているので自分も食わねばと、魚を騙してやるわけだ。つまりポッピングメソッド。



竿先を鋭く動かすと、ルアーが水しぶきを上げるのが見えると思う。竿先は下方向に振るのが基本だが、上方向でも可。そのときの魚の反応を見て、反応が良い方をえらぶといい。

うまくポッピングができない場合は、ラインスラッグが大きすぎることが多い。適度にラインのたるみをとってやる必要があるので、ポッピングさせたら、リールをちょっと巻いてラインのたるみをとってやる必要がある。ただし、ラインを張りすぎるとルアーの移動距離が長くなりすぎ、すぐに手前に来過ぎてポッピング回数が少なくなったり、魚がルアーを食うタイミングがなくなったりするので注意。



ポッピングは魚にルアーを気づかせるのにはいいメソッドだが、魚にとって、けっしてルアーを食いやすいメソッドではない。食い損ねも多いし、魚がルアーを食う瞬間はルアーが静止している瞬間なので、魚がルアーを良く見て見切ってしまうことも多い。

魚の注目を集め、寄せてるためにポッピングを使ったら(2回くらい捕食音を出したら)、逃げ惑う小魚を演出して、動きの中で魚にルアーを食わせる方がヒットの確率が高くなることが多い。つまり、ドッグウォークで波紋を立てながらルアーを引いてきて、誰かが捕食してる(捕食音の原因)エサは、この小魚の群れだ! と魚に思わせるのである。



ポップの時は魚はどこにエサがいるのかを探しているのだが、ドックウォークに変えるとエサだと認識して、魚が飛んでくるのがお分かりいただけるだろうか。



動かし方は、竿先をふるふるさせながらリールを巻いてくるだけなのだが、リールを巻く速度が重要となる。早くリールを巻きすぎるとルアーが十分に首を振らないうちに水の抵抗でルアーが戻されてしまうので、真っ直ぐにルアーが近寄ってきてしまうし、リールを巻く速度が遅すぎるとラインスラッグ(たるみ)が出てしまい、竿先をふるふるさせてもその動きがルアーに伝われずに、全然ルアーが動かなかったりする。

上記のルアーアクションは、アクティブにルアーを動かし、積極的に魚の捕食スイッチを入れる方法なのだが、魚が狂いすぎてしまうと、何度も出るのにフッキングしないという状況になることもある。



フッキングが悪いのは、トッププラグの宿命でもあるのだけれど、魚が狂いすぎてしまった時には、試してみる価値のある1つの方法がある。

トッププラグのゆっくりたタダ引き。

水面に浮いているので、引いてくると引き波をたてるのだが、竿先で積極的にルアーを動かしていないので、ルアーの動きは比較的穏やかで、かつテールのフックが暴れない。つまり魚にとっては目標に狙いをつけやすいし、暴れないので魚がルアーにアタックした際にフックが魚の口の中に入る確率が上がるわけである。

どのくらい魚のスイッチを入れるのがいいのかは、あくまで状況によるので、竿先をどれだけふるふるさせるのか、はたまたタダ引きでフッキング率を上げるのかは、現場で状況を見て判断していただきたい。


以上、北海道の某釣り場の回し者による、初心者向けのイワトビ“ぺんしる”の使い方でした。

ご清聴?? ありがとうございました。
posted by くま at 11:05| Comment(0) | へんなもの
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